はじめに
エアライン業界を目指す就活生は顔写真だけではなく、書類審査時に全身写真を提出するケースが多くあります。
エアラインの全身写真はスカートで撮影したものが多いイメージがありませんか?
そもそも現役CAさんもスカートが多いですよね。
となると、エアライン写真はスカートで撮影しなければない、スカートが有利なのでしょうか。
今回は、エアライン写真のスカート・パンツについて解説をします。
エアライン写真の撮影の際、スカートは必須なのか、丈はどのくらいが適切なのか、他に気を付ける点はないかについて整理しましたので最後までご覧ください。
撮影に失敗してからでは二度手間になってしまうので、撮影前に注意点を把握してから臨みましょう。
【目次】
- はじめに
- エアライン業界のCA制服の歴史
- エアラインでスカートが主流となっている理由
- エアライン証明写真はスカートで撮影しないとだめ?パンツもあり?
- 丈はどれくらい?エアライン就活で好印象となる丈の長さ
- エアライン証明写真の撮影時に気をつけてほしい身だしなみ
- 全身写真の撮影では靴にも注意を払いましょう
- エアライン証明写真の撮影・メイクは写真館がおすすめ
- エアライン証明写真のスカート・パンツまとめ
エアライン業界のCA制服の歴史
CAの制服は変化を続けている歴史があります。
1970年以前は実用的で地味めな制服が目立っていましたが、1970年以降原色を使った明るい制服や派手な制服、ミニスカートを取り入れるエアライン企業も出現。
より女性らしさをアピールしたり有名デザイナーが手がけるケースも増えてきました。
2000年以降は、原色が減りコンパクトでシンプルなデザインが主流となっていたのです。
しかし、2010年以降、男女平等という考えがさらに強まり女性CAもスカートだけではなく、パンツスタイルを用意する企業が増えています。
エアライン業界で増えているパンツスタイル制服
日本では2020年4月からJALが11代目の制服変更でパンツスタイルを取り入れ話題となりました。
世界では、既に多くのエアライン企業でパンツスタイルを取り入れ個人が選択できるようになっているのです。
パンツスタイルの用意がある代表的な航空会社は以下の通り(一部です)。
- ・日本航空(JAL)
- ・スターフライヤー
- ・オランダ航空
- ・エアインディア
- ・ブリティッシュ・エアウェイズ
- ・バンコク・エアウェイズ
世間一般がイメージする女性らしさだけではなく、個人の多様性を認める社会情勢となりエアラインの制服も変化してきました。
(引用:https://www.gqjapan.jp/lifestyle/article/20190724-jal-uniform)
エアラインでスカートが主流となっている理由
そもそもエアラインでスカートの制服が主流なのは、ブランドイメージが大きな理由です。
エアライン企業の華でもあるCAの女性らしさや柔らかさをアピールする為にスカートが選ばれ続けていた歴史があります。
おもてなしの精神を表現するのにもスカートの方が適切と考える人もいたようです。
ただし、このスカートはエアライン企業の工夫が詰まっており、見た目だけではなく機能性でも優れています。
汗を吸いやすい素材を使っており、さらに伸縮性・通気性にも優れ、身動きが取れやすいように縫製の工夫もされています。
エアライン証明写真はスカートで撮影しないとだめ?パンツもあり?
では、エアライン企業書類選考の際に提出する証明写真はスカートでの撮影でないとだめなのでしょうか?
答えはNOです。スカートでもパンツでもどちらでも問題はありません。
ただし、実際多くの就活生はスカートで提出しており、無難であるのは圧倒的にスカートです。
特段の理由や強い信念がある場合以外は、パンツスタイルを選ぶ大きなメリットはありません。
様々な企業に提出する可能性もあるため、必須ではありませんがスカートのほうがおすすめです。
“スカート”でエアライン証明写真を撮影した時の印象
スカートで撮影したエアライン写真は、エアライン企業への就活においてはプラスに働きやすいです。
以下のような印象を採用担当者に与えることができます。
- ・優しさ
- ・柔らかさ
- ・女性らしさ
- ・フレッシュさ
CA・GSは接客業ですから、上記のような印象が大切です。
特に新卒の就活生はいままでのキャリアがあるわけではありませんよね。
エントリーシートをチェックする際、WEBテストと英語の点数以外では、やはり写真の雰囲気を重視されるようです。
“パンツ”でエアライン証明写真を撮影した時の印象
パンツスタイルで撮影したエアライン証明写真の印象は下記の通りです。
- ・頼もさ、強さ
- ・きっちりしている
- ・積極的、行動的
活発さや積極性をアピールするならパンツスタイルで臨むことがプラスに働くケースもあります。
航空会社でも積極性や強さをアピールしたいと考えている就活生はパンツスタイルでも問題ありません。
有事の際もテキパキ動けそう、無駄なく働けそう、とプラスのイメージにも繋がりやすいです。
外資系航空会社は要注意!スタイル重視の会社はスカートがおすすめ
外資系においては、スタイル重視の選考基準となっている航空会社もあります。
そのようなスカートが圧倒的におすすめ。
自身のスタイルをしっかりとアピールできるようなサイズのスカートを選ぶとよりよいです。
膝小僧はギリギリ見えない丈感が良いとされています。
募集要項に明確にスカートと記載がない場合でも、直立不動でスタイルをみる会社や身長制限の厳しい会社はスタイル重視の可能性があるため、スカートで臨みましょう。
丈はどれくらい?エアライン就活で好印象となる丈の長さ
エアライン就活においてスカート、パンツそれぞれどのくらいの丈が適切なのでしょうか。
丈が大幅に長い、短い場合にはやはりマイナスイメージに繋がります。
エアライン写真に適した丈の長さを事前に知っておきましょう。
エアライン証明写真に適切な“スカート丈”
スカート丈は、座った時に膝に少しかかるくらいがおすすめです。
実際の面接に着ていくリクルートスーツで撮影するケースが多いため面接の印象と大きく変わるのを避けるという狙いもあります。
企業によって好みはあるようですが、膝少し上にしておけば大きく間違いにはならず無難にクリアできるラインです。
気合を入れて短くしすぎてもマイナス印象になってしまうため、適切な範囲で設定してください。
エアライン証明写真に適切な“パンツ丈”
パンツ丈は、立った時にパンプスのヒールが少し隠れるくらいがおすすめです。
パンツの場合は長すぎるとだらしない印象になり、短すぎるとダサくなりやすい為注意が必要です。
なるべくスーツ購入時にしっかりとショップスタッフに長さを整えてもらいましょう。
これは航空会社だけではなく、その他業界においても同様の基準で考えれば問題ありません。
エアライン証明写真の撮影時に気をつけてほしい身だしなみ
撮影時にはしっかりと身だしなみに意識し清潔感を保ちプラスの印象を与えられるように心がけましょう。
撮影当日は写真スタジオのスタッフでのフォローはできますが、着こなし以前の問題はその場では解決できないので適切な準備を心がけましょう。
エアライン証明写真撮影時の身だしなみ1:スカート・パンツにシワがない
通常大きなシワができることは少ないですが、ハンガーが落ちてクローゼットの下で数日放置されている場合等はシワが取れないこともありますので、事前に確認をしておきましょう。
シワがあるとそれだけで清潔度が大きく欠け選考においては大きなマイナスになりかねませんので注意をしてください。
エアライン証明写真撮影時の身だしなみ2:ベージュのストッキングを着用
ストッキングはベージュ一択です。
ストッキングを履きなれていない就活生も就活面接の場面ではストッキングのほうが印象がよく、仕事ができるというイメージにも繋がるためおすすめです。
黒がNGではないのですが、デニール数によってはセクシーに見えて就活には適しません。
また、何が起きるかわからないので写真撮影日だけでなく、面接日も伝線に備えて予備のストッキングは必ずカバンに入れておきましょう。
全身写真の撮影では靴にも注意を払いましょう
エアライン向けの証明写真は全身写真の場合が多いですが、全身写真では靴の汚れも気になってしまいます。
しっかりと靴の手入れをし写真に写る前提で履く靴を選びましょう。
エアライン写真撮影時のヒールの高さは5cm~7cm程度がおすすめです。
通常面接時などは3cm~5cmが一般的ですが、少し高めのものがあればそれを選ぶようにしましょう。
脚長効果があり、よりスタイルが綺麗に見えるからです。
エアライン証明写真の撮影・メイクは写真館がおすすめ
全身写真などエアライン特有の撮影については、写真館を利用することをおすすめします。
特にエアラインは他の業界に比べると見た目やスタイルの基準が厳しいこともありしっかりとプロのカメラマン、もしくは写真館で撮影する必要があります。
また写真館で撮影すれば写真映えするメイクを施してくれますよ。
よりステキなご自身をエアライン写真に残すことができるのは間違いありません。
エアライン証明写真のスカート・パンツまとめ
エアライン証明写真において、スカートか、パンツかそれぞれの特徴が理解できましたでしょうか。
もし迷っているのであればスカートとすることをおすすめします。
結局は企業側への見せ方、アピールポイントをどこに置くかという点がポイントになりますので、自分自身で考え選択してもらえればと思います。
良い写真を取り万全の体制で面接に臨めるよう一つ一つ準備を進めていきましょう。