【目次】

  1. はじめに
  2. エアライン就活で必要となる写真のサイズ・種類と撮影ポイント
  3. 一般企業・公務員の就活で必要となる写真のサイズ・種類
  4. エアラインと一般企業の証明写真はそれぞれ撮影しないといけない?
  5. 就活の証明写真はデータ提出も想定しておこう
  6. エアライン・一般企業どちらにも提出する証明写真は写真館で撮影
  7. エアラインと一般企業を受ける時の証明写真まとめ

はじめに

「エアラインが第一志望だけど一般企業も受ける」という人や「エアラインと一般企業とで決めかねていて、並行して受けたい」と考えている就活生が気になる事のひとつに、“証明写真はどちらも同じ物を使っていいのか?”という疑問があります。

そこで今回は、エアラインも一般企業も両方受ける時の証明写真について解説していきます。

中には併用での使用が可能な条件もありますので、しっかりと読んで参考にしてくださいね!

エアライン就活で必要となる写真のサイズ・種類と撮影ポイント

エアライン・一般企業、証明写真は変える必要ある?1

エアライン就活では、企業によって様々な種類の写真の提出を求められます。

まずは、エアラインに必要な証明写真のサイズや種類と撮影ポイントを見ていきましょう。

航空会社によって必要な写真は異なりますので、募集要項をよく読んで確認してくださいね。

エアライン証明写真のサイズ・種類1:正面から撮影の3×4の証明写真

3×4cmの証明写真は、航空会社に最初に提出する履歴書やESに添付するために使用する機会の多い写真です。

顔確認を目的とした写真のため、顔も体も正面を向いて撮影に臨みます。

人は誰しも体に歪みを持っています。

そして体の歪みが最も表れやすいのが正面からのポーズです。

肩の高さが揃っているか、顔が傾いていないか、口角は左右均等に上がっているかなどをカメラマンにしっかりと確認してもらうようにしましょう。

男性の場合、ネクタイが曲がっていないかも確認するべき重要なポイントです。

エアライン証明写真のサイズ・種類2:斜めから撮影の3×4の証明写真

3×4cmの証明写真をエアライン用に使う場合は、体を斜めに向けて撮影することもあります。

より聡明で快活な印象を与える事ができエアラインっぽさが出せるので、特にCAさん志望の就活生に人気のポーズです。

表情は笑顔で、口元だけではなく目で笑う事を意識します。

しかしこちらの体が斜めの証明写真は一般企業ではほとんど使用しません。

エアライン受験専用となりますので、歯を見せた笑顔で撮影しても良いですね。

体が横を向きすぎてしまうと頭が大きく見えてしまいますので、体の角度には気を付けて。

カメラマンと相談しながら、最も美しく見える角度を探してください。

また、美しく見える体の向きは人それぞれ異なります。

可能であれば左右両方の向きから撮影し、より綺麗に見える方を選ぶようにしましょう。

エアライン証明写真のサイズ・種類3:全身撮影のL版サイズの写真

L版サイズは外資系の航空会社では提出を求められることがあるサイズです。

頭からつま先まで全身が写った写真を指します。

背景がシンプルに整理されたスタジオで撮影することをおすすめします。

服装はリクルートスーツでOK。

清潔感が重要ですので、撮影前にはスーツや靴に余計な皺や傷がないかどうかを確認しておくようにしてください。

よりスタイル良く見せるため、特に指定のない限り体は斜め向きで撮影することが多いです。

女性の場合は、手を体の前で重ねると上品に見えるのでおすすめです。

エアライン証明写真のサイズ・種類4:バストアップのL版サイズの写真

航空会社によっては、胸から上のバストアップのL版写真を、選考の途中で提出を求められることがあります

体の向きは正面でも斜めでもどちらでも問題はありませんが、他業種の選考で提出を求められることはまずないため、エアライン専用に斜め向きで撮影しても良いですね。

より立体感が出て、体のラインを美しく見せる事ができます。

風の影響を受けない、スタジオでの撮影がおすすめです。

しっかりとプロに撮影してもらいましょう。

表情は笑顔で、写真のサイズが大きくなる分、細かいところも目立つようになります。

特におくれ毛には注意し、ヘアスプレーなどでしっかりと固めておくようにしてください。

エアライン証明写真のサイズ・種類5:L版サイズの”あなたらしい”スナップ写真

L版サイズとは約9×13cmの、普段よく目にするスナップ写真のサイズです。

スタジオでプロに撮ってもらうより、普段の生活の中で撮られた写真を使った方が良いでしょう。

基本的には自分一人が写っているものを選びますが、ホストファミリーと写っているものなど経験を強みとしてアピールできる場合は、第三者が写っていても大丈夫です。

1人で写っているものであっても、アルバイト経験やボランティア活動、部活動での一コマなど自分を売り込むことのできるシチュエーションで撮られたものを選ぶのがベストです。

なるべく明るく鮮明に写っているものを選び、ピントが自分に合っていなかったりブレていたりする写真は避けます。

一般企業・公務員の就活で必要となる写真のサイズ・種類

エアライン・一般企業、証明写真は変える必要ある?2

エアライン業界でなく、一般企業や公務員の就活で必要となる写真の種類も確認しておきましょう。

こちらさほどは多くはなく2種類が基本。

まずこの段階でエアライン就活と一般就活とで4種と2種の違いがありますね。

一般就活証明写真のサイズ・種類1:正面から撮影の3×4の証明写真

正面から撮影した3×4の証明写真は、一般企業でも最初に提出する履歴書やESに貼り付けて提出することの多いサイズです。

一般企業志望の場合は、歯を出さずに目元と口角で微笑む程度の表情が印象も良く好ましい写真となります。

背景は、表情も明るく清潔感もUPして見える白もしくは青を選びます。

大学によっては学校専用の履歴書があり、貼る写真のサイズも異なる場合がありますので、証明写真を撮影する前に確認しておくと安心です。

一般就活証明写真のサイズ・種類2:あなたらしさの伝わるスナップ写真

サイズ指定はない事が多く、基本的にはデータでの提出が求められます。

エアラインと同じように、基本的には一人で写っているものを選びます。

シチュエーションは、アルバイトや留学・ボランティア活動など、自分の強みをアピールできるエピソードが付随したものを選ぶようにします。

スマホで撮影した写真でも良いですが、画質の良いカメラで撮影したものを用意できればベストです。

明るく鮮明に写っている1枚を選びましょう。

エアラインと一般企業の証明写真はそれぞれ撮影しないといけない?

エアライン・一般企業、証明写真は変える必要ある?3

エアラインと一般企業では、「3×4cmの証明写真」と「あなたらしさの伝わるスナップ写真」が共通していることが分かりました。

この2つは上手に撮影すれば兼用することが可能です。

ただし、エアラインでのみ必要な全身写真や斜めや直立といったポーズ指定のある写真は別で用意する必要があります。

エアラインと一般企業の両方受ける時の証明写真撮影の注意点

エアライン用と一般企業用の証明写真を兼用にする際に注意すべき点をいくつか挙げていきます。

ポイントをしっかり押さえて、バッチリ好印象な写真を用意してくださいね。

同じ証明写真を使う時の撮影1:3×4の証明写真は正面から撮る

一般企業の証明写真は正面から撮影した写真を使います。

そのため、エアライン用と併用して使う写真にするのであれば、斜めのポーズではなく正面から撮影しましょう。

顔や体の歪みに気を付け、清潔感のあるスーツとシャツを着用します。

背筋をしっかりと伸ばして顎を引き、リラックスした気持ちでカメラのレンズを見るようにしてください。

同じ証明写真を使う時の撮影2:髪型・メイクはシンプルめにする

一般企業用とエアライン用の証明写真ヘアメイクは別物。

一般よりエアラインの方が濃い目のメイクで華やかさがあり、またヘアセットは夜会巻きや斜め前髪など専用のヘアセットとなります。

こちらも一般企業との兼用にするならば、一般企業よりの髪型・メイク共に、ナチュラルでシンプルめなものにする必要があります。

とはいえ、シンプル=薄いではありません。

特に写真では、メイクは実際の見た目より薄く写ります。

ベースメイクはしっかりと仕上げ、リップもブラシを使って丁寧に塗ります。

但し目元が濃すぎると、メイク全体も濃い印象になりやすいので気を付けたいところです。

特に元々眉が濃い人や、まつ毛が長い人は目元はナチュラルに仕上げ、キツい印象にならないように気を付けます。

また、前髪は眉にかからないように流し、おくれ毛もしっかりと押さえておきます。

同じ証明写真を使う時の撮影3:歯を出さない笑顔

一般的な証明写真の表情は、にこやかではあるけれど歯は出さないのが基本

エアラインでは歯を見せた笑顔もアリですが、兼用にするのであれば歯を出さずに微笑む程度の表情のものにします。

口角だけで笑おうとすると不自然な表情になりやすいので目で優しく微笑む事を意識してみてください。

就活の証明写真はデータ提出も想定しておこう

エアライン・一般企業、証明写真は変える必要ある?4

最近ではweb上でESを提出する企業も増えています。

その場合は証明写真もデータをアップロードして提出することとなりますので、web提出用にデータの準備もしておきましょう。

データのサイズや容量、解像度は企業側から指定されることがあるので、事前確認が大切です。

写真館やスタジオによってはデータ付きの撮影プランが用意されているところもあります。

データ付きの写真館を選べば自分で作らず勝手にもらえてすぐエントリーが可能なのでおすすめです。

エアライン・一般企業どちらにも提出する証明写真は写真館で撮影

エアライン・一般企業、証明写真は変える必要ある?5

証明写真は駅などにある証明写真撮影BOXや、ショッピングモールなどに入っているDPE店でも気軽に撮影することもできます。

しかしエアライン・一般企業どちらにも提出する証明写真は、写真館で撮影するようにしてください。

カメラマンにその旨を伝えれば、最適な表情・ポーズで撮影してくれますし、エアライン用の全身写真なども一度に撮影を終える事が可能です。

また、撮影後に写真を確認し、自分の納得できる表情が撮れるまで撮影してもらえるのも写真館で撮影するメリットです。

写真館を選ぶ際には、エアラインが得意であることと、データ渡しにも対応していること・ヘアメイク付きプランがあるかどうか、あたりで比較検討するといいですよ。

エアラインと一般企業を受ける時の証明写真まとめ

エアラインと一般企業、両方を受けるには様々な種類の証明写真が必要です。

しかし中には撮り方次第で兼用できるものもあることがお判りいただけたかと思います。

上手に使い分けて、無理なく無駄なくスマートに就活を進めてくださいね。