写真:柘植早紀

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ヘアメイクアーティスト

柘植早紀

ブライダルや舞台のヘアメイクを中心に活躍されるヘアメイクアーティスト。ヘアメイクにとどまらず、アイラッシュや着付け技術も兼ね備えており、インフルエンサーをはじめとした芸能ヘアメイクや、美容専門学校の非常勤講師もされ、スタジオインディでも証明写真のヘアメイクを担当されるなど幅広く活躍している。

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【目次】

  1. はじめに
  2. エアライン証明写真の髪色は暗くないとだめ?
  3. 真っ黒じゃなくてもOK!エアライン写真で許容される髪色・トーン
  4. 地毛が明るい場合はエアライン写真撮影のために染めるべき?
  5. エアライン証明写真を染めた髪で撮影するポイント
  6. ムラなく綺麗に染めるためには美容室で髪を染めよう
  7. 髪色は修整可能!エアライン証明写真で自然に髪色修整するコツ
  8. エアライン証明写真のヘアセット・髪色修整は写真館に依頼する
  9. エアライン証明写真のヘアカラーまとめ

はじめに

人気のエアライン業界の証明写真では「清潔感がある」「落ち着いている」といった印象が大切です。

そのためには、撮影時の髪型やメイクなども適切な身だしなみにしなければいけません。

もちろん、“ヘアカラー”も忘れてはなりませんよ。

ひと目見ただけで分かるほど明るく染めた髪色だったり、色が抜けて金髪のようになっていては、とても落ち着いた雰囲気には見えませんよね。

では、清潔感があり、落ち着いた髪色とはどんな色でしょうか。

「やっぱり日本人だし、黒色?」

「元からの地毛が明るいけど、どうしたらいいの?」

「普段は暗い髪色に染めているけど、そのままだと印象が悪いの?」

そんな風に疑問に感じていませんか?

今回は、エアライン証明写真の適切なヘアカラーについて解説していきますね。

エアライン証明写真の髪色は暗くないとだめ?

エアライン証明写真のヘアカラーについて、適切な髪色を徹底解説!1

結論、日本のエアライン就活で証明写真を撮影するなら、髪の色は「黒」が無難です。

エアライン証明写真で重要なのは、個性的でオシャレであることよりも清潔感があること。

面接官は若い社員さんばかりではありません。

明るく派手な髪色では悪いイメージを抱く方もいらっしゃいます。

エアライン証明写真で第一印象が判断されますから、悪目立ちしないためにも派手なヘアカラーはおすすめできません。

一方で、落ち着いた暗いヘアカラーならば、

  • ・艶がでる
  • ・まとまって見えやすい
  • ・清潔感がある

などのメリットがあり、エアライン証明写真に適していると言えます。

具体的にどのくらい暗いヘアカラーならOKかはあとで詳しく解説しますね。

髪色に関する航空会社の規定はどうなっている?

国によって違いはありますが、外資系の航空会社はさまざまな人種の方がお勤めなので、髪の色は個性の一部として規定がない場合が多いです。

昔の日系航空会社のヘアカラー規定は、ほとんどの会社が黒髪でなければいけませんでした。

しかし、現在は日本カラーリング協会のカラーリングスケールに沿った規定に変わってきており、優しい印象の自然な茶髪は許可されています。

注意点として、航空会社によって許容範囲が違っており、

    【ANAの場合】自然な色

    【JALの場合】トーン(髪の明るさを表す数値)が6まで

以上のように、JALのほうが少し厳しいようですね。

日系のLCC航空会社では清潔感があり、接客に支障が無い範囲であればヘアカラーの規定が無いこともあります。

真っ黒じゃなくてもOK!エアライン写真で許容される髪色・トーン

エアライン証明写真のヘアカラーについて、適切な髪色を徹底解説!2

現在のエアラインの規定では、黒髪ではなくても自然な茶髪であればOKになっています。

「自然な茶髪ってどれくらい?」と、疑問に思いますよね。

日本では8トーンまでが自然な茶髪とされていています。

よって、エアライン証明写真の髪色は、8トーンのダークブラウンが良いでしょう。

清潔感があって落ち着いた、優しい印象を与えてくれますよ。

注意しなければいけないのは、ヘアカラーは太陽光の下や照明の下など、明るい場所では髪色が明るく見えてしまうこと。

また、髪質によっては8トーンで染めていても明るくなってしまう場合があります。

どの程度に染まるのかを試しましょう。美容室で染めてもらうのが確実な方法ですよ。

悩んでいるならエアライン証明写真の髪色は“黒”がおすすめ

現在ヘアカラーをしていて、黒に染めるかどうか迷っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

結論、悩んでいるなら黒にすることをおすすめします。

エアライン就活は一般企業就活に比べて華やかなメイクですが、決して派手なメイクではありません。

ナチュラルめなメイク・すっきりとした髪型なのに、ヘアカラーだけ明るかったらアンバランスですよね。

航空会社は髪色に寛容になってきてはいますが、ナチュラルで落ち着きのある見た目を目指したほうが安心です。

特に新卒での就活では、爽やかさや清潔感がとても重要なことを忘れないでくださいね。

地毛が明るい場合はエアライン写真撮影のために染めるべき?

エアライン証明写真のヘアカラーについて、適切な髪色を徹底解説!3

もともとの地毛が明るくて「染めてるの?」と言われることがある方もいらっしゃいますよね。

そのような場合は地毛のままで撮影をしても問題はありません。

もちろん、目立つのではないか、と不安に感じるようなら黒に染めておきましょう。

面接では弁明をできますが、写真ではその人が地毛であるかどうかまで採用担当者は正確に判断できません。

誤解されて書類審査に落ちてしまうのは、あまりにももったいないです。

確実にステップを進めるのであれば、撮影〜就活の間だけでも黒に染めておくことをおすすめします。

エアライン証明写真を染めた髪で撮影するポイント

エアライン証明写真のヘアカラーについて、適切な髪色を徹底解説!4

カラーリングした髪は地毛のままとは違い、お手入れをサボってしまうと清潔感がなくだらしない印象を与えてしまいます。

撮影〜就活が終わるまでは絶対にお手入れを怠ってはいけません。

染めた髪でエアライン証明写真を撮影する場合に、気を付けるポイントを2つ解説していきますね。

染めた髪で撮影するポイント1:プリンや色落ちした状態で撮影しない

染めた髪でエアライン証明写真を撮影する1つ目のポイントは、ヘアカラーをしてから長期間放置しないということです。

伸びてきた黒髪の部分が目立ってしまって、プリン状態になっていたり、染めた部分が色落ちしてしまって黄色くなっていたりするのはNG!だらしない・不潔そうといったマイナスイメージを与えてしまいます。

染めた髪で撮影をするのであれば、髪が伸びていないかしっかりチェックしてから予約をしましょう。

染めた髪で撮影するポイント2:撮影〜就活終了まで染め続ける

染めた髪でエアライン証明写真を撮影する2つ目のポイントは、ヘアカラーをして証明写真を撮影したら、面接終了まで染め続けることです。

1度染めた髪は、時間の経過と共に色が抜けて明るくなってきます。

茶髪であっても黒髪であってもヘアカラーの薬剤の特性上、これは変わらないんです。

根元の髪も伸びてきますし、放っておくと写真の髪色と実際の髪色がどんどん違ってきてしまいます。

そうならないように、1ヶ月から1ヶ月半くらいで、定期的に染めるようにしましょう。

一気に染め直すよりも、こまめにお手入れをする方が髪色はキレイにキープできますよ。

ムラなく綺麗に染めるためには美容室で髪を染めよう

エアライン証明写真のヘアカラーについて、適切な髪色を徹底解説!5

髪をムラなくキレイに染めるには、美容室でプロに染めてもらいましょう

染めるだけならば、市販のカラー剤を使ってお家で染めることができます。

しかし、自分では直接頭を見ることができないので、非常に薬剤が塗りにくく、塗りムラができやすいです。

また、市販のカラー剤は美容室のカラー剤に比べて色持ちが悪く、色落ちしたときも非常に明るくなってしまうんです。

1度明るくなってしまった髪は、新たに染め直しても色が抜けやすくなってしまいます。

その結果、また染め直しを繰り返すことになり、ヘアカラーの頻度があがってしまいます。

キレイな髪で就活に臨むためにも、美容室に行くことをおすすめします。

髪色は修整可能!エアライン証明写真で自然に髪色修整するコツ

エアライン証明写真のヘアカラーについて、適切な髪色を徹底解説!6

エアライン証明写真の撮影では、スタジオで撮影すると写真の髪色を修整してもらうことができるんです。

「写真で見ると意外と髪が明るかった」

「髪を染める時間が無かった」

など、事情は様々あると思います。

そんなときは撮影した写真をパソコンで修整して髪の色を暗くしてもらいましょう。

明るさだけでなくプリンも軽度であれば簡単に修整してもらえます。

注意点としては、あくまで「加工」なので、元の髪の状態やどんな色にするかによっては仕上がりが不自然になることがあります。

また、元の髪があまりにも染めムラになっていたり、明るすぎたりすると修整が難しくなってしまいます。

修整に手間がかかってしまう場合、追加料金が発生したり、断られてしまうこともあるので、修整に頼りすぎてはいけません。

あくまで補助的なものだと考えましょう。

エアライン証明写真のヘアセット・髪色修整は写真館に依頼する

エアライン証明写真のヘアカラーについて、適切な髪色を徹底解説!7

エアライン証明写真を撮影する場合、ヘアセットは撮影と合わせて写真館にお願いしましょう。

写真館ではお願いすれば、撮影前にプロの美容師さんがセットをしてくれるんです。

自分でセットするのも悪くはないですが、「見た目」の仕上がりが重要な証明写真ですので、客観的な視点で適切なセットをしてもらう方が写真の印象も良くなります。

また、写真館では写真の修整も依頼できます。

プロの技術でキレイな髪色にしてもらってくださいね。

エアライン証明写真のヘアカラーまとめ

今回は、エアライン証明写真のヘアカラーについて解説してきました。

現在の航空会社は昔に比べてヘアカラーについては寛容で、自然に見える茶色であれば許可されています。

しかし、航空会社によって少し違いがあるので注意しましょう。

証明写真や面接では基本的には黒髪をおすすめしますが、染めた髪で臨むこともできます。

染める場合は、就活が終わるまでキレイな髪色をキープできるようにお手入れを怠らず、毎回美容院で染めてもらいましょう。

写真撮影は写真館に依頼して、ヘアセットと合わせて撮影してもらいましょう。

髪の明るさは写真館で修整できますが、工程が難しくなる髪色では仕上がりが不自然になってしまう場合があります。

なるべく修整に頼らず普段のお手入れを頑張っていきましょう。