【目次】
- はじめに
- スーツの“ボタンの数”で証明写真の印象が変わる
- エアライン就活の証明写真におすすめのスーツのボタン数とは
- ボタンは何個留める?エアライン証明写真のスーツ・シャツの着こなし術
- 女性のエアライン証明写真:女性のスーツのボタンはすべて留める
- エアライン証明写真の撮影でメガネは着用してもいいの?
- エアラインの採用担当者に好印象を与える証明写真の撮影は写真館
- エアライン証明写真のボタンまとめ
はじめに
エアライン就活をする際に必ず必要となるエアライン証明写真。
いざエアライン証明写真を撮る時に気になることの1つが、スーツとシャツのボタンの数や留め方ですよね。
- 「スーツのボタンは何個が良いんだろう?」
- 「スーツのボタンはあけた方が良いの?」
- 「シャツのボタンは全て留めるべき?」
エアライン用の証明写真を撮る際に、このような不安を感じながら撮影することにならないよう事前にしっかり知っておきましょう。
エアライン業界では人気がゆえに就活競争率が非常に高いです。さらに見た目重視の業界であるからこそ”細部まで気を遣った身だしなみ”はとても重要なのです。
今回のブログではスーツのボタンのふさわしい数や、スーツ・シャツのボタンの留め方について詳しく解説していきます。
ぜひ最後まで目を通していただいて好印象を持たれるエアライン証明写真を準備しましょう!
“スーツの“ボタンの数”で証明写真の印象が変わる
日頃何気なく目にしているスーツ。実はそのボタンの数には意味があり、数によって与える印象が異なることをご存知でしょうか?
ボタンの数の意味合いを知らずに就活証明写真で着てしまうと、採用担当者に予想外の印象を与えてしまうことも!
就活は証明写真で選考結果が決まるわけではありません。しかし、証明写真を見たときのあなたへの第一印象や先入観は採用担当者からの評価に大きく影響します。
そのため、エアライン証明写真に適切なボタン数のスーツを用意する必要があるのです。
まずはボタン数の違いによる印象の違いを詳しく解説していきます。
スーツは基本的に1つ、2つ、3つボタンの種類があります。それぞれの数が採用担当者へ与える印象を確認しておきましょう。
1つボタンのスーツの印象
まず「1つボタンのスーツ」とは、前側に1つだけボタンが付いたスーツのことを指します。
男性の「1つボタンのスーツ」の場合は、ボタンが1つであるため襟の開きが大きくなりドレッシーな印象を相手に与えます。礼服やタキシードに用いられ、格式高い場で着用するスーツです。
女性の「1つボタンのスーツ」の場合も、くびれが強調されるためカジュアルで華やかな印象を相手に与えます。
ファッション業界やIT業界の証明写真を撮る際には問題ない場合もありますが、一般的なリクルートスーツの印象を相手に与えることはできません。
2つボタンのスーツの印象
「2つボタン」のスーツとは、前側に2つボタンが付いたスーツのことを指します。男女共にビジネスにおいては最も定番なタイプです。
襟元の開きが丁度よく、真面目で誠実な印象を相手に与えます。
業界を問わないスタンダードなタイプのスーツなため、証明写真の時のスーツに迷ったときは2つボタンのスーツを購入すると良いでしょう。
3つボタンのスーツの印象
「3つボタン」のスーツは、前側に3つボタンが付いたスーツのことを指します。
襟元の開きが狭くなるため、かなり堅い印象を与えます。そのため、公務員や金融業界の就活をする際に適切なスーツです。
しかし証明写真において3つボタンのスーツを着用するのは少数派です。
「業界によってスーツを変えてアピールしたい!」
といった場合を除き、エアライン証明写真には推奨しません。
また、「3つボタン」には前側に3つボタンが並んだ「定番タイプ」と、一番上のボタンが下襟の中に隠れている「段返り3つボタン」という2つのタイプがあります。
「段返り3つボタン」は見た目が2つボタンに見えるため、3つボタンの堅い印象を保ちつつ2つボタンのスマートな印象を併せ持つことができ、ディテールにこだわったスーツです。
業界にもよりますが証明写真においては、細部のおしゃれにこだわるよりも相手に誠実さを与える2つボタンを着用することが無難でしょう。
エアライン就活の証明写真におすすめのスーツのボタン数とは
ここまで一般的なボタン数によるスーツの印象の違いについて解説しました。
エアライン証明写真において定番であるのは、男女共に「2つボタン」タイプのスーツとされています。
「自分らしさを出してスーツを選びたい!」と思われるエアライン就活生もいることでしょう。しかし、スーツを選ぶ際に重要であることは、“TPOに応じた常識ある姿なのか”です。
自分らしさを図るスナップ写真ではない限り、エアライン就活における証明写真では定番のスーツを選ぶ方が良いでしょう。
ボタンは何個留める?エアライン証明写真のスーツ・シャツの着こなし術
ここまでは、エアライン証明写真に適切なスーツのボタン数を見てきましたね。
ここからは男女別にスーツとワイシャツのボタンの留め方を、それぞれ詳しく解説していきます。
正しいボタン数のスーツを選んでも、写真を撮る際にだらしなく着てしまっていたら、せっかくのスーツが台無しです。
たかがボタンとは考えず、エアライン就活時の面接にも重要な知識ですので、ぜひ目を通してくださいね!
女性のエアライン証明写真:女性のスーツのボタンはすべて留める
はじめに、エアライン就活の証明写真における女性のスーツのボタンの留め方について説明します。
エアライン就活用の証明写真では、女性のスーツのボタンはボタン数に関わらず全て留めましょう。
女性のスーツは全てのボタンを留めた状態で綺麗なシルエットになるよう作られています。
そのため、ボタンを開けた状態で着てしまうとだらしない印象を与えてしまいます。
また、全てのボタンを留めた状態で胸元が窮屈に見えないか、エアライン証明写真を撮る前に必ず確認してくださいね。
女性のエアライン証明写真:女性のワイシャツのボタンはすべて留める
次に女性のワイシャツの留め方ですが、結論から言うと全て留めましょう。
女性のワイシャツには、「レギュラータイプ」と「スキッパータイプ」の2つがあります。
「レギュラータイプ」は襟元が小さく、首元の一番上までボタンが留められるワイシャツです。真面目で誠実な印象を与えるため、就活時にどんな業界でも使えます。
「スキッパータイプ」は襟元が大きく空いており、首元の第一ボタンがないワイシャツです。襟はジャケットから出して着用しても、入れたまま着用しても問題ありません。
首元が開放的なため、首がすっきりと見え華やかな印象を与えます。
エアライン証明写真の際にはこちらの「スキッパータイプ」を選ぶ方が多いです。
「レギュラータイプ」も「スキッパータイプ」のワイシャツも、ボタンは全て留めることがマナー。エアライン証明写真を撮る際には必ず、事前に全てボタンを留めているか確認することを忘れないようにしましょう。
男性のエアライン証明写真:男性のスーツのボタンは1番上だけ留める
次にエアライン就活の証明写真における、男性のスーツのボタンの留め方について説明します。
撮影時、男性のスーツの場合は一番下のボタンは留めません。スーツの一番下のボタンはあくまで飾りボタンですので、留めてしまうと座った際に写真に写る範囲のスーツシルエットが崩れてしまいます。
スーツごとに詳しく見ていきましょう。
- “2つボタン”のスーツ
- 1番上のボタンのみ留める
- “3つボタン”のスーツ
- 1つ目、2つ目のボタンだけ留めて、3つ目は開ける
- “段返り3つボタン”のスーツ
- 真ん中のボタンだけ留める
椅子に座るときスーツのボタンは全て外すべき?
本来、椅子に座る時にはスーツのボタンは全て外すことがマナーです。なぜなら、スーツは立った状態で綺麗に見えるような造りになっているためです。
しかし証明写真を撮る際は、スーツのボタンを全て外す必要はありません。
証明写真ではスーツが左右対称に綺麗に写るかが、就活における誠実さを図るポイントの一つ。ボタンが全て開いていると襟元が非対称となり、だらしない印象を与えてしまいます。
スーツボタンが閉まっている方がより知的さも感じられやすく好印象につながるため、一番下のボタンのみ開けた状態で撮影しましょう。
ちなみに、面接において椅子に座る時もスーツのボタンを全て外す必要はありません。なぜなら、椅子に座る時にボタンを外すマナーを知らない採用担当者が結構いるからです。
そのため椅子に座る際にボタンを全て外してしまうと、生意気と思われてしまうことも!
証明写真から面接まで、男性スーツのボタンは一番下を開けておけば問題ないでしょう。
男性のエアライン証明写真:男性のワイシャツのボタンはすべて留める
次に男性のワイシャツのボタンの留め方について解説します。
男性のワイシャツには色々と種類がありますが、全てのワイシャツにおいてボタンは全て留めることがマナーです。(ワイシャツの種類については次に詳しく説明します。)
男性は就活において企業から特に指定がない場合、必ずネクタイをつけます。そのため、ワイシャツの第一ボタンは留めなくてもネクタイに隠れてあまり見えません。
しかし、ネクタイで隠れるからといって第一ボタンを閉めないと、写真撮影時にワイシャツの左右のバランスが崩れやすくなってしまいます。左右対称の整った証明写真を撮る為にはワイシャツのボタンは全て留めましょう。
エアライン証明写真では“ボタンダウン”のシャツは避けるのが無難
ここで男性のワイシャツの種類と、着るべきではない種類について解説していきます。
まず、主な種類として3つのタイプがあります。
- ●レギュラーカラー
- 襟の開きが一般的で最もスタンダードなワイシャツ。エアライン証明写真に着用可能。
- ●ワイドカラー
- 襟の開きが広く首回りがすっきりしているワイシャツ。こちらもエアライン証明写真で着用可能。
- ●ボタンダウンカラー
- ネクタイを使用しなくても襟がだらしなくならないよう襟の先にボタンが付いているタイプのカジュアルなワイシャツ。
就活はネクタイを締め誠実な印象を与えるべき場です。
そのため、ネクタイを締める必要のない「ボタンダウンカラー」は就活においては不適切なのです。
エアライン証明写真のボタン5:ワイシャツの袖口のボタンは留める
ここまでワイシャツの前方のボタンの留め方について解説してきましたが、袖口のボタンは留めるべきか迷われるエアライン就活生も多いはず。
答えは「ワイシャツの袖口のボタンは留める」です!袖口のボタンを開けたままにしていると、ワイシャツのバランスが崩れ襟元が左右対称ではなくなってしまう恐れが高いです。
また、エアライン証明写真では全身写真を撮影するため袖口が写ります。不誠実な姿で証明写真を撮影していると思われないよう必ず袖口のボタンも留めましょう。
エアライン証明写真を撮りに行く途中の屋外で、窮屈だからと袖口のボタンをつい外すこともあるでしょう。しかし、必ず撮影前に袖口のボタンが留まっているか確認するようにしてください。
エアライン証明写真の撮影でメガネは着用してもいいの?
ところで、普段メガネを着用している方はエアライン証明写真を撮る際に着けたままで良いのかご存じでしょうか?
結論から言うと、エアライン証明写真を撮る際にはメガネは着用しない方が良いとされています。
理由としては主に3つあります。
- 勤務時にメガネの着用NGの航空会社が多いため
- 顔が分かり辛くなる
- メガネにフラッシュの光が反射して目元が分かり辛くなる
主な理由としては、緊急着陸時の衝撃の際にメガネが破損しケガの原因となってしまうため、メガネの着用は禁止しているようです。
ANAの客室乗務員募集要項にも”裸眼またはコンタクトレンズ矯正視力が両眼とも1.0以上であること。”という記載があります。
エアライン証明写真の際にも、この募集要項に合わせコンタクトレンズを使用し写真を撮るようにしましょう。
より詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください!
エアラインの採用担当者に好印象を与える証明写真の撮影は写真館
ここまでお読みいただいて、エアライン証明写真を撮る際のスーツ・ワイシャツのボタンの留め方の重要性をお分かりいただけたかと思います。
エアライン業界は見た目重視の業界で、競争率が高く書類選考の通過率も低いです。そのため、見た目を唯一アピールできるエアライン証明写真は手を抜いてはいけません。
リクルートスーツのボタンという細部まで確認し身だしなみをバッチリ整えても、スピード写真機で撮ってしまったらエアライン企業が求める印象操作は台無しです。
そこでエアライン証明写真を撮る際におすすめしたいのが写真館や写真スタジオでの撮影です!
どうしてエアライン用の証明写真を撮影するのに、写真館や写真スタジオがおすすめかと言うと、
- ・プロのカメラマンがエアライン用の身だしなみと表情を整えながら撮影してくれる
- ・スピード写真機では撮れない、エアライン証明写真で必要な全身写真が撮れる
- ・プロのヘアメイクが夜会巻きなどの高度なヘアセットや、エアラインに適切なメイクを施してくれる
エアライン証明写真の撮影時にはボタンの留め方だけでなく、襟元のバランスが問題ないか、襟が左右対称になっているか、などなど気にする点がたくさんあります。
自分でスピード写真機で撮影した証明写真と、エアライン就活を熟知したプロに撮ってもらった証明写真。企業はどちらを良いと思うでしょうか?
ぜひ写真館でプロのカメラマンと一緒に撮影して、自信を持てるエアライン証明写真を準備しましょう!
エアライン証明写真のボタンまとめ
このブログではスーツのボタン数の意味や、スーツ・ワイシャツのボタンの留め方について解説してきました。
エアライン証明写真を撮る際には、次のようにしておく必要がありましたね。
- 【男性】
- スーツ:一番下のボタンを開ける
- シャツ:全てのボタンを留める
- 【女性】
- スーツ:全てのボタンを留める
- シャツ:全てのボタンを留める
「ボタンの留め方なんてそんなに気にする必要あるの?」
と思われるかもしれません。しかし、何人も就活生を見ている採用担当者にとってマナー違反はすぐ気が付くもの。
特にエアライン証明写真では身だしなみがとても重要。細かいところまで気を遣うことができないと思われてしまうと勿体ないため、必ずボタンのルールを守ってエアライン証明写真を撮りましょう。
一度覚えてしまえば、エアライン証明写真だけでなくエアライン面接時や一般企業でも通用する知識ですので、ぜひこの機会にスーツの着こなしを見直してみてくださいね。